きのせみかの大和撫子な生活

清楚で慎ましく、凛とした女性を目指して・・・ 今日を大切に活きたい。

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神道の「ムスビ」という概念

 日本に居住している外国人が抱く、日本に関するさまざまな疑問と悩み。それらが投稿されているサイトが「OKWave ありがとう」の「Japan Life」コーナーだ。彼らは日本で一体どんな壁にぶつかっているのだろうか。寄せられた質問をピックアップしてご紹介する。

 最近、飲んだ後の〆に「塩むすび」を頼むことがあるのだが、具はなく、ただ塩味がついているだけなのにこれが実に上手い。ほどよい大きさ、ちょっと物足りないと思っていた小腹を満足させてくれるところ、そして高すぎない価格といい、すべてを満たしてくれる逸品である。
 そんな塩むすび好きの筆者の目にとまったのが、以下の質問である。

「『おにぎり』と『おむすび』は同じものですか? もし違うのであれば、違いはなんなのでしょうか?」(カナダ)

 個人的なイメージでは「おむすび」はしっかり握られたもの、「おにぎり」は握られた飯であるが、実際はどうなのだろうか? 調べてみると「おにぎり」と「おむすび」の違いは諸説あり、「これだ!」という明確な答えはなかった。ゆえに一つの説として、イギリスの方が以下のような回答をつけていた。

「『おむすび』の始まりは、古くから山に住んでいるとされた神様が、その形のはじまり。『おむすび』という言葉は、日本最古の歴史書『古事記』に記された神様『むすびのかみ』に由来するもので、神様のチカラにあやかろうと食べ始めたのが、山の形に作った三角形のご飯。つまり、むすびの神様が『おむすび』の起源と言われています。一方の『おにぎり』は、握り飯に由来。形うんぬんではなく、握り飯(=おにぎり)というのはぎゅうぎゅうにつめこむという意味とされています。語源は諸説ありますので、他の由来も見てみると日本の歴史や文化に触れられて面白いと思いますよ!」(イギリス)

 どうやら回答者のイギリスの御仁は気になって調べた結果、いくつもある説の中から今回紹介した説に納得したものと思われる。謎を紐解くことで文化を知ることができるというのはこれまた一興。ぜひ質問者のカナダの御仁も自分でいろいろな説を調べてみるとよいだろう。



外国人のお悩み紹介コラム(OKWave)
http://heart.okwave.com/culturezine/foreigner_qas/756/1474/ja

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 上記の「ムスビ」は神道を理解する上で最も重要な概念の一つです。
 『古事記』には、天地開闢の時に天之御中主神の次に成りませる神として、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすびのかみ)の二柱神が登場しますが、『日本書紀』では「高皇産霊神、神皇産霊神」という漢字が当てられており、こちらの方がよくその意味を表しています。

 日本古学によると、この陰陽二柱神の産霊(むすび)の徳(はたらき)によって天地万物の造化が始まり、有形に属する天体や肉体を始め、無形に属する霊物に至るまで全てその霊徳によって成立しているとされていますが、もちろん人間もこの霊徳を有しており、物を造化する能力や人の出会い(縁結び)もこの徳によって生じるとされています。
 また、男女の結びによって産まれる子供を「ムスコ、ムスメ」と称するのもこの訳で、さらに近親者が亡くなった時に胸騒ぎがすることを「ムシの知らせ」と申しますが、これは「産霊が知らす」が原義です。

 そして古神道(神仙道)の最終目的である玄胎結成(霊胎凝結)もこの徳によって行われますので、清祓法を修して清明な心身を保ち、鎮魂法や導引法によって産霊の徳の増大に心掛けるのもそのためです。



<関連>
「虫の知らせ」の原義
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2822.html

宇宙的な広がりをもつ素粒子の世界
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2539.html

<参考>
天地万物造化のはじまり(日本古学アカデミー)
http://www.nihonkogaku.com/content/report.cgi?co=30

尸解の玄理(1) -神化の道-(日本古学アカデミー)
http://www.nihonkogaku.com/content/report.cgi?co=222



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Author:紀瀬美香
古学(国学)・古神道研究家。
日本古学アカデミー代表。

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