きのせみかの大和撫子な生活

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日本は“普通の国”でよいのか?

 1945年に制定された国連憲章の51条では、加盟するすべての国に対して、自衛する権利としての「個別的自衛権」と「集団的自衛権」を認めている。
 ところが日本は、「集団的自衛権」を行使することができない。それは、戦争放棄を規定した憲法9条があるため、自衛隊の海外派遣はできず、集団的自衛権は有していても行使できないという憲法解釈を続けてきたからだ。
 つまり日本は、国際的に見たら“普通の国”ではないということになる。

 これに対し、「日本も普通の国として、自国の領土と国民を守るために抑止力を強化し、国際貢献ができるようになるべきだ。そのためには集団的自衛権の行使容認が必要だ」というのが、安倍政権や憲法解釈変更の必要性を指摘する報告書をとりまとめた有識者会議「安保法制懇」の主張である。
 では、日本が“普通の国”になれば、いったい何が変わるのか。その具体例として、日本と親密な同盟国、アメリカが21世紀に入ってから起こしたふたつの紛争、アフガニスタン攻撃とイラク攻撃から見てみよう。

「アフガニスタン攻撃とイラク攻撃はいずれも、『テロとの戦い』を掲げるアメリカの個別的自衛権行使を名目として行なわれた争いです。このふたつの紛争にはアメリカ以外にも、多くの国々が集団的自衛権の行使という形で派兵し、多数の死傷者が出ています」

 そう語るのは、慶應義塾大学経済学部の延近充(のぶちか・みつる)教授だ。
 延近教授がまとめたふたつの紛争における死者数を見てみよう。2001年以来、今なお続くアフガニスタン紛争では、今年4月の時点で49ヵ国が多国籍軍に参加。死者数はアメリカの2321人を筆頭にイギリス453人、カナダ158人、フランス86人、ドイツ54人……と続き、29ヵ国の兵士3448人の命が失われている。

 一方、2003年に始まったイラク攻撃では武力行使に反対したフランス、ドイツなどが参戦しなかったが、アメリカ軍が撤退した2011年12月までの総死者数は、アメリカ4486人、イギリス179人、イタリア33人……と続き、フィジーなど、「えっ、こんな国も派兵していたの?」と、驚くような国も含めて23ヵ国、4804人もの死者が出ている。

 延近教授が続ける。
「忘れてはいけないのが、このふたつの紛争によっておびただしい数の民間人が犠牲になっているということです。
 例えばアフガニスタン紛争の場合、2007年以降に紛争の犠牲となった民間人の死者は、国連が確認している数だけでも1万7000人以上。そのうち3600人以上がアメリカ軍・NATO軍を中心とする国際治安支援部隊のタリバン掃討のための空爆や夜間の軍事作戦によるものです。こうした紛争で『多国籍軍』に参加する場合、自国の兵士が『犠牲者』になるだけでなく、『加害者』にもなり得るという現実をしっかりと直視する必要があるのです」

 集団的自衛権の行使をめぐる憲法解釈の変更は、国民ひとりひとりに突きつけられた命題なのだ。

(詳しくはコチラ)
   ↓

日本が“普通の国”になることとは、自衛官が犠牲者にも加害者にもなるということ(ネタりか)
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140610-00031380-playboy

--------------------------------------------------

 私は上記の「日本も普通の国として」という表現にとても違和感を覚えます。世界無二の皇統を頂き、二千六百年以上に亘って独自の優れた文化を守って来た日本が“普通の国”になってよいのでしょうか?
 2005年に出版され、ベストセラーになった『国家の品格』で、著者の藤原正彦氏は「現在進行中のグローバル化とは、世界を均質にするものです。日本人はこの世界の趨勢に敢然と戦いを挑むべきと思います。普通の国となってはいけないのです。欧米支配下の野卑な世界にあって、『孤高の日本』でなければいけません。『孤高の日本』を取り戻し、世界に範を垂れることこそが、日本の果たしうる、人類への世界史的貢献と思うのです」と記されていますが、まだまだこれが日本の主流の考えではないようです。

 仏教伝来以降、長期に亘って中国の文物崇拝が続き、それは国学(日本古学)の興隆によって本来の大和心を取り戻した日本人でしたが、それも一時的なもので、国家神道がキリスト教に感化されて恐るべき姿に変貌したことからも分かる通り、明治以降は欧米崇拝が主流となり、それが現在も続いているように見えます。
 ちなみに、アメリカは建国以来の226年間で実に41回(5年に1回!)、第二次世界大戦後の57年間で19回の戦争・武力行使を行っています(3年に1回!)。
   ↓

アメリカ合衆国の戦争の歴史
http://machidaheiwa.fc2web.com/tokushyuu/1war/us-history.html


<関連>
自主性のない無抵抗な洋風化文明開化主義によって恐るべき変貌を遂げた国家神道
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2153.html

戦争が勃発して「ほくそ笑みながら利益の計算をする人々」の存在
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-1918.html

「平和で幸福な、西洋にはないタイプの文明国」だった日本
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2763.html

日本独自の国際貢献の在り方を考えよ!
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2839.html

「孤高の日本」を取り戻そう!
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2419.html



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Author:紀瀬美香
古学(国学)・古神道研究家。
日本古学アカデミー代表。

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