きのせみかの大和撫子な生活

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明治初期の日本人の体力に驚いた欧米人

 戦後のGHQの指令で実施された日本人の栄養調査では、日本人は体格を向上しなければならない、ということで「肉食を増やして、たんぱく質を増量すべき」と書かれているらしいが、以下の文献を読むと、これは全く事実に反するものであることが分かる。

以下、ドメス出版 食とからだ・こころ「医食同源」津金昌一郎著 からの引用です。
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 ドイツの医師で、明治時代、26年間にわたって日本で医学を教えていたエルヴィン・ベルツという人物がいる。彼の日記や手紙を息子のトクが編集した「ベルツの日記」は、明治時代初期の日本のようすが詳細に描写されていることでも有名である。
 このベルツは栄養学者でもあり、日本人の栄養についても論じている。彼を驚嘆させたのが、東京から110㎞離れた日光まで一人で走り切った人力車夫の持久力だった。ベルツ研究者、安井広氏の「ベルツの生涯」の「栄養論」の章にも以下の記述がある。(中略)

 日本人菜食者の車ひきについて労働能力も実験したところ、食品の化学分析からは計算できない労働能力があるとしている。
 ベルツは二人の車夫について実験をした。一定量の肉類を与えて従来の食品の炭水化物の一部を相当量のタンパク質で補った処、三日後にくたびれてよく走れないからもとの食事にかえてくれと言って来たという。
 もう一つの実験では、夏の夜、東京から日光までの間を、ベルツは馬車で、もう一方は人力車で出かけた。ベルツの方は馬を六回も交代させたのに、車夫の方は体重54kgの日本人を載せて夜六時から翌朝8時まで14時間、110kmを一人で走りとおしたのである。
 肉食は短時間激しい大きな力仕事をするのには向くが、反対に植物食品を多くとる長所は耐久力にあると考えるに至ったと言っている。

 ベルツと同じように明治初期に来日し、大森貝塚を発掘したことで有名な米国の動物学者エドワード・モースも、駅馬車と人力車を乗りついで行った日光への旅の帰途、「車夫たちは長休みもしないで、30マイル(約50㎞)を殆ど継続的に走った」と記し、野渡で舟に乗り東京までの60マイル(100km弱)、利根川を下ることになったときも、「舟夫の耐久力は、人力車夫の力と耐久力とに全く等しい。
 一例として、我々の舟夫は夜10時に漕ぎ始め、途中で一、二度休んだきりで、翌日の午後4時まで一睡もせず、また疲れたらしい様子も見せずに漕ぎ続けた」と「日本その日その日」に書いている。

 ちなみに、日本に初めてキリスト教を伝えたことで有名なフランシスコ・ザビエルも「日本では飼っている家畜を殺したり食べたりせず、時々魚を食べ、少量ですが米と麦とを食べています。彼らが食べる野菜はたくさんあり、少しですが幾種類かの果物もあります。この地の人びとは不思議なほど健康で、老人たちがたくさんいます」と述べている。

 欧米から日本にやってきた人たちは一様に、日本人の体力にたいへん驚いているのである。このことは、日本人の食養生を考えるひとつのヒントといえよう。



明治初期の日本人の体力に驚いた外国人(るいネット)より
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=282061

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 他にも外国人によるこのような見聞録は数多くあり、かつての日本人は粗食だったために現代人に比べてひ弱だったという説は誤りのようです。

 ちなみに、江戸時代に「一人前」の成人に期待されていたレベルは、
1.力石をかつげる
2.一定の面積の田を耕せる
3.神社にこもり、正座のまま夜を明かす
4.1日に10里(40キロ)を歩く
5.米2斗(30kg)を背負って7里(約28キロ)を歩く
だそうですが、体力だけでなく精神力(気力)も現代人に比べて勝れていたのかもしれませんね。



<関連>
太古の日本人は現代人以上の身体能力を有していた!?
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2139.html


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Author:紀瀬美香
古学(国学)・古神道研究家。
日本古学アカデミー代表。

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