きのせみかの大和撫子な生活

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神道は伝統の宝庫

 日本の神社と神道は、いまでも基本的に「歴史と伝統の宝庫」です。
 最近になって、青森県の三内丸山遺跡で、「縄文人たちが祭を斎行していた」という証拠となる遺跡が発掘されたため、日本の「神道」は、最低でも四千年から五千年前には存在した事実が明らかになりつつあります。

 日本の神道は、基本的には古代までは「社」がなかったとされていますが、日本の神社には「社伝による由来では、二千年以上前から存在する」という神社が数多く存在します。実際、二千年近い古社は、福岡県の宗像大社、住吉神社など、全国にたくさん鎮座しています。
 神社のトップである宮司についても、三重県の椿大神社山本行恭宮司の第九十七代、島根県日御碕神社の小野高慶宮司の第九十八代目など、全国の神社には「七十代目~九十代目」といった宮司が実在しています。
 また、秘められた文献についても、いまだ発掘されていないような古い歴史と伝統を持っていることは間違いありません。

 日本には、神道の影響を強く受けた古い伝統文化が脈々と残されています。
 例えば、能や歌舞伎といった伝統芸能、相撲や弓道、剣道、柔道といった武道、茶道や華道、日本画、和琴などの雅楽、和歌や俳句、また暦や日本料理、お酒に至るまで、ありとあらゆる日本の伝統文化に及んでいます。
 能や歌舞伎、狂言は、もともと天の岩戸神話で、日本中の神々が天照大御神への感謝の気持ちをあらわした「奉祭」において、天宇受売命が、神楽舞踊をした神話から発しています。その舞台には、先述したように、神道独特の「間」や「空間」が表現されています。同様に、茶道や華道にも、似た「間」の取り方があります。

 いまでも日本の相撲は、場所前の「降神の儀」から、千秋楽に行われる「土俵祭」における「昇神の儀」まで、神事で始まり神事で終わっています。弓道、剣道や柔道、合気道などの武道では、正式な武道場には「神」が祀られ、神道の「行法」がいまだに息づいています。
 さらに、古代から伝わる和琴や、笙、篳篥(ひちりき)などを使う雅楽は、「神を呼び出す音楽」とされています。雅楽など本来の日本音楽(邦楽)には、「音霊」が宿り、「音」に対する感覚は、西洋音楽とは異なる「間」を持っています。
 そして和歌や俳句は、日本人の「言霊」を大切にしています。年初の「歌会始」に見られるように、和歌は宮中で行われている重要な伝統文化です。

 このように、日本の神道には、古い伝統を残し、甦らせる何かがあります。




『本当はすごい神道』(山村明義)より

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 私も以前、雅楽の練習に参加させて頂いたことがありますが(楽器は龍笛)、西洋オーケストラのような指揮者はおらず、何とはなく演奏が始まりますので、幼少の頃より西洋音楽に慣れ親しんできた私にとって、とても不思議な「間」を感じました。
 また、先日は鶴岡八幡宮で居合の演武を奉納させて頂きましたが、何ともいえない心地よい緊張感があり、神祭とはまた違う意味で神聖なるものを感得することができました。

 居合道を行う方は合気道も修される場合が多いようですが、その合気道の開祖といわれる植芝盛平氏は、大東流を初めとする柔術・剣術などの武術の修行成果を、大本教や神道などの研究から得た独自の精神哲学でまとめなおし、「和合」「万有愛護」などを理念として「合気武術」を創始したとされています。

 植芝氏は、出口王仁三郎氏とも親しく交流していたように敬神の心が厚く、また「人を足蹴にするのは汚らしく無礼」という考えから一切の蹴り技を禁じていたように、神道的な礼節を尊ぶ方だったようです。
 さらに植芝氏は『陰符経』を研究し、内丹法を修されていたようで、数々の武勇伝もその成果だったものと思われますが、これは古神道の導引述や鎮魂法、使魂法などとも関連しています。

 『「むすび」の武術と植芝盛平』(清水豊)によれば、「古代の武術は、争いの武術ではなく、相手の心を和ませるものであり、霊的なものと物的なものとをむすぶものであった」とのことですが、神道の影響を受けた日本の伝統文化の奥義はこの辺りに存するのかもしれませんね。
(「皇産霊神(みむすびのかみ)」のように、古神道では「産霊」と表記して「むすび」と読みます。)



<関連>
神道でいう「無敵」とは?
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2383.html

日本古来の「道」という考え方
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-1606.html

日本的礼節の淵源は神道の祭式
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2006.html

<参考>
天地万物造化のはじまり(日本古学アカデミー)
http://www.nihonkogaku.com/content/report.cgi?co=30


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Author:紀瀬美香
古学(国学)・古神道研究家。
日本古学アカデミー代表。

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