きのせみかの大和撫子な生活

清楚で慎ましく、凛とした女性を目指して・・・ 今日を大切に活きたい。

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招魂歌(54) -「待つ」ということ-

 今日は、私が古神道を学んできた中で、魂を奮い起こす先師たちの招魂の御歌をご紹介したいと思います。昭和三十年から三十二年にかけて詠まれた御歌です。

「祈りては待つ楽しみあり、願ひては待つ苦しさあり。この待つといふことに甚だ深き秘義ありて、人間の大なる修業の一つなり。世中世外、待つといふことなくば乾坤(けんこん)ほとんど息(やす)むに近し。」

 私たち人間はすぐに結果を求めたがるものですが、春に植えた稲が秋になって実るように、現界では成果が表れるまで時間がかかりますので、焦らず騒がず時節の到来を待つべきでしょう。

 また、金銭の問題や家人の不和などの人間的な悩みについては多くの方が経験されるものと思いますが、年月の変遷と共に解決していくことは往々にしてあることで、慌てず騒がず忍ぶことが必要な場合もあるでしょう。

 この御歌の字眼は、「待つといふことに甚だ深き秘義ありて、人間の大いなる修業の一つなり」というあたりで、「待つ」ということは心魂の鍛練という意味で最も有益な修業と思われます。

 ことわざにも、「人事を尽くして天命を待つ」「果報は寝て待て」や、「待つ間が花」(何事も待っている間が一番楽しい)、「待てば海路の日和あり」(焦らずに待っていれば、そのうちきっと良いことがある)、「縁と浮き世は末を待て」(良縁と好機とは焦ることなく自然に訪れるのを待つべきである)、「待つ身より待たるる身」(まだ来ないかと人を待つ立場も辛いものだが、それ以上に待たせている者の方が相手のことが気になって辛いものだ)、「歳月人を待たず」(歳月は人間の都合に関わらず過ぎて行き、少しの間も止まることはない。今の時を大切にして努力せよ)など、待つことに関するものが多くあります。




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*Comment

こんばんは 

祈りと願いの違い、そして待つという楽しみですね、しかと受け止めました。いつもながら素晴らしい問題を与えてくれて、ありがとうございます。
  • posted by satoshi 
  • URL 
  • 2013.10/05 19:38分 
  • [Edit]

Re: こんばんは 

satoshiさん
気が短い私にとっても大問題です(苦笑)
  • posted by 紀瀬美香 
  • URL 
  • 2013.10/06 13:50分 
  • [Edit]

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プロフィール

紀瀬美香

Author:紀瀬美香
古学(国学)・古神道研究家。
日本古学アカデミー代表。

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