きのせみかの大和撫子な生活

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「袖振り合うも他生の縁」について

 「人と袖が触れ合うようなちょっとした出会いも縁によるもの」ということを「袖振り合うも多少の縁」と勘違いしている方がいらっしゃるようですが、正しくは「袖振り合うも他生の縁」もしくは「袖振り合うも多生の縁」です。
 「他生(多生)の縁」とは元は仏教用語ですが、「この世に生まれ出るまで何度も生死を繰り返している間に結ばれた縁」のことで、「前世よりの因縁」といってもよいでしょう。

 最近では一般的に「命」という言葉で表現されますが、かつての日本ではそれを「霊(みたま)」「魂魄(たましひ)」と呼び、「生きている」ことを「霊(ひ)来ている」、「死ぬる」ことを「霊(ひ)去(い)ぬる」と表していたように、人は肉体に霊(魂魄)を宿しており、「死」という自然現象によって肉体を去った霊は目に見えない「幽界(かくりよ)」に帰り、そしてまた生を享けて「顕界(あらわよ)」(または「現界(うつしよ)」)に出現し、前世の因縁によって人との出会い(神道用語で「縁(えにし)の結び」)があるものと考えられていました。

 つまり人は前世よりの因縁を引き継いでいることになりますが、日本古学によると、今世生まれ出てきた目的の一つは前世の贖罪を行い、悪因縁を解消することとされています。
 ならば、思いもよらない良縁は前世の徳によるものとしてありがたく受け止め、また苦難は前世の悪行の償いとして潔く受け止めて、清く明るく生きることを心掛けるべきでしょう。
 「ここで会ったが百年目」という表現もありますが、これは前世も含めてのことなのかもしれませんね。
(「初対面なのに初めて会ったような気がしない」という経験はどなたにでもあるのでは?)



<関連>
太古の日本人の「生死」についての考え方
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-1524.html

人の世は一度だけにあらず
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2274.html

国学者たちが幽界研究に心血を注いできた訳
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-2178.html

<参考>
「生まれ変わり」の事実(1)(日本古学アカデミー)
http://www.nihonkogaku.com/content/report.cgi?co=13



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*Comment

おはようございます 

なんかこういう言葉を平然と使って生活していた時代の人ってうらやましい。
精神的には、明らかに、少なくとも私よりも豊かだったろうと思う。

休日の朝、少しだけ豊かな気分を味わいました。
  • posted by イーグルス16 
  • URL 
  • 2013.07/20 07:03分 
  • [Edit]

Re: おはようございます 

イーグルス16さん
コメントありがとうございます。

幸せは物質的豊かさによって得られるものではなく、かつての日本のような精神的豊かさによって得られるものだと思います。
  • posted by 紀瀬美香 
  • URL 
  • 2013.07/20 10:10分 
  • [Edit]

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プロフィール

紀瀬美香

Author:紀瀬美香
古学(国学)・古神道研究家。
日本古学アカデミー代表。

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