きのせみかの大和撫子な生活

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考古学と歴史学の融合によって解明される古代の歴史

「この国(日本)には、平和、行き渡った満足感、豊かさ、完璧な秩序、そして世界のどの国にもましてよく耕された土地が見られる。」

ギリシア神話は長い間、史実と考えられてきませんでした。
百数十年前までは、エーゲ文明、クレタ・ミケーネ文明は誰にも知られず土の中に埋もれていました。
しかし、シュリーマンの大発見により、神話の世界のトロイアの実在、エーゲ文明などが解明されていきます。
少年のころからの夢を追い続け、とうとう誰にもなしえなかったことをついにやり遂げたのです。
そのシュリーマンがトロイア発掘6年前の、1865年に日本に来ていることは知られていません。
世界一周の旅の一環として、尊皇攘夷の志士が躍動する幕末の日本に足を踏み入れたのです。
上記は、その見聞の一節。
クリミア戦争を目のあたりに見てきたので、日本の状態はまだ「平和」で「豊か」に感じられたのかもしれません。
今後もシュリーマンのような人が出現し、神話、伝説の世界が明らかにされたら、さぞや素晴らしいことでしょう。
日本の神話もいつか解き明かされるときが来るのでしょうか。


ハインリッヒ・シュリーマン(1822~1890)
ドイツの考古学者。
ギルシャ神話上のトロイアの遺跡の発掘に成功。
幼少から牧師の父より、ホメロスの叙事詩やギリシアの英雄たちについて聞かされ、8歳のとき、トロイアの町や城門が描かれた世界史の本をプレゼントされる。
それは神話上のものでなく、実在していたのだと信じ、いつか見つけ出したいと心に誓った。
46歳のとき、ギリシアの地に着き発掘を始め、1871年、49歳のときついにトロイアの遺跡を発見した。
エーゲ文明解明の大きな一歩であった。


『日本賛辞の至言33撰』(波多野 毅)より

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このことに関して、竹田恒泰氏は著書『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』で次のように述べています。

「単に「歴史」というと、歴史学と考古学の両方を含む場合があるが、もともと歴史学は考古学とはまったく別の学問である。
歴史学は文系に属し、文字史学を扱う学問であるのに対し、考古学は理系に属し、遺物や遺構など人類が残した痕跡を主に物質的資料として扱う学問である。
そして、歴史学と考古学はそれぞれまったく異なった学問的手法を持ち、異なった学問体系を築いてきた。
両者は交わることなく、それぞれの道を歩みつづけてきた。
歴史学と考古学が相互に情報交換をするようになったのは、つい最近のことで、成果はまだ十分にはあがっていない。
考古学は文字史料を扱わない学問であるから、大まかな年代を示してクニらしき巨大な集団が出現したことは説明できても、決して建国の歴史を説明することはできない。
もし建国を論じるなら、それは後述のとおり『日本書紀』を基軸に置いて論じる他に方法はない。
その場合、考古学は『日本書紀』を否定するのではなく、肯定するための道具として活用すべきである。」



『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』(竹田恒泰)

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世界各地に伝わる古伝に共通するエピソードがあることはよく知られていますが、現代のように往来があったわけでもなく、通信技術が発達していなかった時代のことですので、それはとても不思議なことです。
また、太古の時代から伝えられていることが妄想であるとするならば、言語や人種、生活環境が異なる人々がそろいもそろって同じ妄想をするというのもおかしな話です。

世界の神話や古伝の中で最もよくまとまっており、しかも歴史的な連続性をもっている日本の古伝が解明されれば、人類に大きな影響を及ぼすことになると思われます。



<関連記事>
日本の神典は世界各地に散在する太古の神話の集大成
http://kinosemika.blog134.fc2.com/blog-entry-946.html


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*Comment

 

太字の文太字の文『古事記』・『日本書紀』の神話は、巧妙に書き直されています。といっても偽作とか、偽装が施されたということではありません。正確な史実を伝えるための修正作業であり、蘇我氏のような企みをもち縄文時代以来の優れた理念をもつ歴史をないがしろにする勢力に利用されないように、核心部分を隠ぺいする必要があったためと考えられます。
きせのみかさんのおっしゃるとおり、『古事記』・日本書紀を読み解く「キーワード」が発見され、真実の歴史が明らかになる時が、もうじき訪れると思います。今、判っていることは、世界の四大文明に5000年から6000年、縄文文明は先行していると思います。太陽が昇る東へ東へと向かってやってきたパイオニア精神に優れた新石器人の集団の中に、アインシュタイン級の大賢人が生まれていたと考えられます。その天才は、現代の最高の数学者が見逃している「六と八」の相対性に気づいています。これは福井県鳥浜貝塚出土の浅鉢と京都府北白川遺跡出土の浅鉢という二つの考古学的遺物によって確実に証明されます。

長文になってしまうので、結論を言います。『古事記』と『日本書紀』を解読するには、縄文の大賢人の構築した相対性原理を貫く「相対性」の視点をもつことが必要です。縄文文明があまりにも高度なものだから、「でたらめ」というレッテルをはり、あくまでも自説を守ることに専念していた研究者ばかりであったということです。どこかの国の私利私欲に走る国会議員や高級官僚と同じです。話は飛びますが、憂国の士が現れることが待たれます。

Re: タイトルなし 

kurumirukuさん

『古事記』『日本書紀』の神代の段は、神事(かみごと)幽事(かくりごと)に精通していない顕学者さんにとってはチンプンカンプンですね。最初から間違って解釈すると最後までおかしなことになってしまいます。

縄文文明については、日本古学によって明らかにされた山人界の実相が、まさしくそのものでしょう。
(詳しくは「日本古学アカデミー」で解説されています。)
  • posted by 紀瀬美香 
  • URL 
  • 2011.12/12 16:42分 
  • [Edit]

真の起点探し 

 やはり考古学と古事記の結節点は島根県安来市あたりにありすですね。
  • posted by 名古屋特殊鋼屋 
  • URL 
  • 2016.09/18 18:33分 
  • [Edit]

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紀瀬美香

Author:紀瀬美香
古学(国学)・古神道研究家。
日本古学アカデミー代表。

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