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きのせみかの大和撫子な生活

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キリスト教原理主義とは?

2010年3月15日、パレスチナ(イスラエル)の聖都エルサレムで、フルバ・シナゴーグというユダヤ教の礼拝所の再建竣工式がおこなわれた。
エルサレム旧市街のユダヤ人地区にあるこのシナゴーグは、18世紀に建てられたものの数年後に破壊され、19世紀に再建されたが1948年のイスラエル独立時の中東戦争でアラブ軍によって再び壊された。
67年の第三次中東戦争でイスラエルがエルサレムを占領した後、シナゴーグの再建が検討され、最近になって再建工事が進み、三度目の再建が実現した。

3月15日にフルバ・シナゴーグが再建されたことは、ある「預言」と関係している。
18世紀にリトアニア(当時はポーランド)のビリニュス(ビルナ。当時の欧州ユダヤ文化の中心地のひとつ)に住んでいたビルナ・ガオン・エリア(Elijah ben Shlomo Zalman)という高名なラビ(ユダヤ伝道者)が「フルバ・シナゴーグが3度目に再建された時、第三神殿の建設が始まる」という預言を残していたと報じられている。

「第三神殿」とは、旧約聖書(ユダヤ教とキリスト教)の教えの中にある、エルサレムの「神殿の丘」に再建されると預言される神殿である。
預言によると、第三神殿の再建はイスラエルと反メシア勢力(もしくは抽象的に善と悪)との最終戦争(ハルマゲドン戦争)が起きる直前に行われる。
旧約聖書などの解釈では、第三神殿が再建された後、イスラエルと反メシア勢力との最終戦争が起こり、その最中に救世主(キリスト、メシア)が第三神殿に再臨し、最終戦争を終わらせてくれて、その後千年の至福の時代が訪れることになっている。

歴史上、エルサレムのユダヤ人の神殿は、紀元前10世紀から紀元前6世紀の「バビロン捕囚」まで存在した「ソロモン王の神殿」(第一神殿)と、バビロン捕囚後から紀元後70年のローマ帝国による破壊まで存在した「ゼルバベル王の神殿」(第ニ神殿)の2回にわたって建設と破壊を繰り返している。
その関係で、今後再建されるものが「第三神殿」と呼ばれている(こうした「歴史」自体、旧約聖書とその周辺にある「作り話」「神話」だという人もいるが)。

(中略)

米国のキリスト教原理主義者たちの聖書解釈によると、キリスト再臨への流れは

(1)ローマ帝国に滅ぼされたイスラエル国家が再建される
(2)イスラエルが強くなり、エジプトからイラクまでを支配する
(3)エルサレムに第三神殿が建てられる
(4)イスラエルと反イスラエル勢力との最終戦争が起きてキリストが再臨する

という展開だ。イスラエルは1948年に建国し(1)はすでに成就した。
ブッシュ政権でイスラエル右派系のネオコンが戦略立案を握り、イラク占領やイラン威嚇などの「中東民主化」を展開したことで、中東におけるイスラエルの影響力が間接的に強まり(2)が実現したと考えられる(エジプトは以前から米国の傀儡だ)。
今後、イラン、ヒズボラ、シリアなどとイスラエルが中東大戦争を起こせば(4)になる。
その間にある(3)が、間もなく起きても不思議ではない・・・

・・・こんな風に考えることは十分に可能で、米国のキリスト教右派や、イランのシーア派の中には、救世主の再臨が近いと思っている人が多い(イスラム教の中でもシーア派には、マフディという救世主の再臨が教義に盛り込まれ、強く信仰されている)。日本でも「ハルマゲドンが近い」と書くと「いよいよ来たか」と真剣に思う人がけっこういそうだ。

しかしよく見ると、911以来の米イスラエルの動きの中には、むしろこの「ハルマゲドン神話」を利用して、預言のとおりに事態が運命的・必然的に展開していると人々に思わせる、米イスラエルの右派勢力による国際政治戦略が見え隠れしている。
たとえば03年、イラク占領の開始時に米軍が最初の会議を開いたのは、イラクのウルという町で、聖書によると、ここはユダヤ人の始祖アブラハムの故郷である。

当時は、ブッシュ前大統領が聖書をよりどころにしているという記事も繰り返し報じられた。
今回のフルバ・シナゴーグの竣工も、過去の預言に合わせて実施されている。
古今東西の新興宗教の中には、既存の大宗教に似せてだましのからくりを作り、信者に「教祖は奇跡を起こした」「的中する預言を放った」と思わせるものが多いが、それらと似た手口である。
米イスラエル右派が特別な点は、ユダヤ教の右派や米キリスト教原理主義といった、本物の大宗教の勢力を巻き込んだ点である。


「ユダヤ第三神殿の建設」(田中宇の国際ニュース解説 2010.03.24)より
http://tanakanews.com/100324jerusalem.htm

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日本の神話には「ハルマゲドン神話」のような終末論的思想はなく、『日本書紀』の皇孫降臨の段(くだり)では、天照大御神の皇孫命(すめみまのみこと)に対する天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅として

「葦原千五百秋瑞穂国(あしはらのちいほあきのみずほのくに、地球のこと)は、是、吾が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。爾(いまし)皇孫(すめみま)、就(い)でまして治(し)らせ。行矣(さきくませ)。宝祚(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさむこと、当(まさ)に天壌(あめつち)と窮(きわまり)り無けむ」

とあるように、人類の永遠の繁栄を祈り、また国歌『君が代』もこのことを詠っています。

終末思想は、日本人にとっては全く信じるに足りない絵空事としか思われませんが、アメリカやイスラエルの中枢にこのような話を真剣に信じている人々がいるということは認識しておくべきで、さらに軍需産業と結びつけば大変な事態が引き起こされる危険性があるように思います。
とくに今回の福島原発事故は、核戦争が起これば人類や地球がどうのようになってしまうかを再認識させられているような気がします。
しかし、そもそも最終戦争の後に「自分たちだけが幸せになる」という発想そのものが自然の摂理に反しているように思われますが・・・




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Author:紀瀬美香
古学(国学)・古神道研究家。
日本古学アカデミー代表。

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